スタジオジブリの最新作『君たちはどう生きるか』が2025年5月2日、金曜ロードショーにて地上波初放送されます。
気になる声優陣を調べてみたら…
豪華すぎてびっくりしませんでしたか?
でも、なんでジブリ映画は「プロの声優じゃなくて俳優ばっかりを起用するの?」って、気になった人も多いはず。
そこには、スタジオジブリならではの深いこだわりがあったんです。
この記事では、こんなことを解説していきます!
- 『君たちはどう生きるか』の声優がなぜ俳優中心なのか
- 主役に抜擢された山時聡真の魅力と選ばれた理由
- 宮崎駿監督が「声」に対して持つ独特なこだわり
- ジブリ作品の“声優観”が伝統として続いてきた背景
読み終わる頃には、「なるほど、そういうことだったんだ!」って納得できるはずです!
君たちはどう生きるかの声優が豪華すぎる!
大事なことなので繰り返しますが、スタジオジブリの最新作『君たちはどう生きるか』が2025年5月2日、金曜ロードショーにて地上波初放送されます。
「プロモーションをしない」といったプロモーション活動が映画公開前から話題になっていましたが、公開後に話題となったのが豪華すぎるその声優陣です。
主人公(眞人)役の声を担当した山時聡真というフレッシュな若手俳優をはじめ
菅田将暉や柴咲コウ、木村拓哉など、超豪華な俳優たちが一堂に会するキャスティングにも注目が集まりました。
でも一体、なぜジブリはプロの声優ではなく”俳優”をキャスティングするのでしょうか?
その理由を深掘りしていきましょう。
主人公(眞人)の声優に抜擢!山時聡真である理由とは?

主人公(眞人)役に山時聡真の抜擢に関しては、多くのジブリファンから注目を浴びました。
彼はこれまで主にテレビドラマや映画で活躍してきた俳優であり、アニメ映画での声優経験はほとんどありません。
それでも、宮崎駿監督が彼を選んだ理由は一体何だったのでしょうか?
実は、宮崎駿監督は声優としての経験を重要視するのではなく、キャラクターにぴったり合った「声」を求めていると言われています。
山時聡真はその「声の適性」において大きな魅力を持っており、監督が求める感情表現やナチュラルな演技を実現できる人物だと判断されたのです。
他キャストにも俳優が多いのはなぜ?
『君たちはどう生きるか』では、主人公だけでなく、他にも数多くの俳優が声を担当しています。
菅田将暉や柴咲コウ、木村拓哉といったトップクラスの俳優たちが参加していることで、映画の宣伝効果や話題性は間違いなく高まっています。
では、なぜジブリはこれほどまでに俳優を声優に起用するのでしょうか?
その理由として考えられるのは、まず第一に映画の話題性を狙った宣伝戦略です。
有名な俳優を起用することで、映画自体への関心が高まり、ジブリ作品に興味を持っていない層にもアプローチできるという効果があります。
また、俳優はその演技力に定評があり、感情を豊かに表現する力が強いため、アニメのキャラクターにも深みを持たせることができるのです。
なぜジブリはプロ声優ではなく俳優を使うの?
ジブリ作品では、昔からプロの声優よりも“俳優”が多く起用される傾向がありますよね。
これは一見すると不思議な選択に思えるかもしれませんが、実はスタジオジブリならではの深いこだわりが隠れているんです。
その理由について掘り下げてみましょう。
宮崎駿が語る「声に対するこだわり」
宮崎駿監督は、昔から「リアルで自然な声」を非常に重視しています。
プロ声優の完璧な声よりも、俳優が持つ“素の声”や、感情がそのまま伝わってくるような声を好む傾向があるんです。
実際に過去のインタビューでも、「上手すぎる声はキャラクターに合わないことがある」と語っていて、演技力や表現力よりも“その人らしい声”を重視していることがうかがえます。
今回の『君たちはどう生きるか』でも、まさにそのこだわりが反映されており、山時聡真のナチュラルな語り口が、主人公・牧眞人のキャラクターにぴったりだったというわけですね。
宮崎駿監督が求めるのは「演じる声」ではなく「生きた声」なんです。
過去のジブリ作品から見る傾向とは?
この“俳優起用”の流れは、実は今に始まったことではありません。
たとえば、『もののけ姫』では松田洋治や石田ゆり子、『千と千尋の神隠し』では柊瑠美や入野自由など、俳優が主要キャストに起用されるのがジブリでは定番となってきました。
プロ声優が全く使われていないわけではありませんが、中心となるキャラクターには「演技経験のある俳優」を起用する傾向が強いです。
これは“演技のリアリティ”を重視しているからこそであり、登場人物に生身の人間らしさを宿すために、俳優の自然な声を活かしていると言えるでしょう。
つまり、ジブリの世界観には俳優の“生の声”がフィットするという哲学があるんです。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- 『君たちはどう生きるか』の声優は俳優陣が中心でとっても豪華
- 主人公・牧眞人を演じたのは山時聡真。起用理由は“声の自然さ”
- 宮崎駿監督は「演技力」より「その人の素の声」を重視している
- プロ声優ではなく俳優を使うのはジブリ独自の哲学に基づくもの
こうして見ると、ジブリが声優に俳優を使うのはしっかりとした意図があるんですね。
俳優の演技に新鮮さを感じたり、違和感を覚えたりと人によって感じ方は違いますが、それもジブリ作品の面白さのひとつ。
気になった人はぜひ本編を観て、声の演技にも注目してみてください!
